AKB48の渡辺麻友と、女優の稲森いずみがダブル主演を務める連続ドラマ『戦う!書店ガール』(フジテレビ系/火曜22時~)が14日にスタートし、初回平均視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。1996年4月に設けられた同連ドラ枠の初回において、歴代最低であることがわかった。
「前クールで大島優子がヒロインに抜てきされた『銭の戦争』以降、同枠ではAKB48関連メンバーの起用が続いている。また、今回の主題歌は渡辺によるソロ曲『出逢いの続き』。ネット上では『フジのAKB接待』といった揶揄も飛び交っており、渡辺のキャスティングに違和感を覚える声は多い」(テレビ誌記者)
原作は、碧野圭の小説『書店ガール』シリーズ。渡辺にとって、同作が深夜帯を除いて連ドラ初主演。老舗書店を舞台に、20代と40代の女性店員が互いにぶつかりながらも、仕事や恋の困難を乗り越えていくウーマンライフドラマ。初回では、渡辺演じる新人書店員が人気オネエタレント・アリーの著書サイン会を企画。ほかの書店員の賛同を得られぬまま強引にイベントの準備を進め、数々のトラブルが発生する。
仕事へのやる気が空回りしながらも、次第に成長していく主人公を演じる渡辺。ネット上では、「演技力はそこそこ」「悪くない」「こんなもんだろう」といった空気が流れる中、ファンからは「脚本がつまらなすぎる」「こんなドラマ、まゆゆじゃなくても大コケするだろ」といった同情の声も。
だが一方で、AKB48ファンで知られる漫画家の小林よしのり氏は、自身のブログで「わしが無類のまゆゆファンであることを抜きにしても、見たら確実に元気になれる今季一番のドラマかもしれない。それにしても期待以上のまゆゆの演技の上手さ!存在感!美しさ!」などと大絶賛している。
「作品の好みは分かれそうですが、どうしても高視聴率を狙った企画とは思えない。田辺誠一、大東駿介、千葉雄大、Hey! Say! JUMP・伊野尾慧といったキャスティングも、『とりあえずイケメンそろえておけば、女性視聴者も食いつくだろ』といわんばかり。『AKB接待ドラマ』『まゆゆの実績作り』といわれてしまうのも頷けます」(同)
日本のトップアイドルを主役に据えながらも、出だしでつまずいてしまった『戦う!書店ガール』。大島がヒロインを務めた『銭の戦争』の全話平均13.4%に、少しでも近づくことはできるだろうか?
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